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自己理解と自己発見のための服飾について

富山市でロースタリーカフェを探してうろうろした

富山市に行ってきた。

 

もう3回目だが、意外と富山は地元感があって落ち着く。ぜんぜん地元ではないが。

 

1回目は車で来たので、あまり不便さを感じなかった。

2回目に来た時は、路面電車で行ける範囲をうろうろしただけだった。

そして今回である。

 

いくつかのロースタリーカフェを回ってきたが、富山ほど回りにくいところはないのではないか。

バスも市鉄もまず本数がない。通勤時間帯こそ1時間に2本、3本あるが、下手すれば富山市駅から2駅くらいの場所でも2時間に一回しか電車がこなかったりする。

 

稲荷町

そもそも車社会を前提としてすべてが設計されているので、最寄りのバス停(1時間に1本)からあるいて40分のところにカフェがあります!とGoogleマップにいわれてもさすがにいくのは難しい。

 

富山市は戦時中大空襲にみまわれ、2000人を超える被害者をだして街が破壊された。

そのあとに作られた街なので、ほかの岐阜、長崎、名古屋、東京などのように、みんなが勝手に土地をわけたり奪ったりして勝手に道路をつくり勝手に線路を敷いて無計画にビルを建ててきた場所ではない。

東京などどれだけ無目的無計画につくられたんだろうかと行くたびにおもう。

 

だから富山の道路はあまり曲がりくねっておらず、見通しがすばらしくいい。

意外とガソリン代や維持費は高いらしいが、それでも車のほうが便利なんだろう。

堀川小泉の歩道橋から

だからかどうかはわからないが、市内では外国人観光客をほとんどみなかった。みんな東京から富山までのあいだ、立山などで降りるか、金沢までいってしまうのだろうか。

観光客は基本、公共の交通機関をつかうしかないので、富山市とは相性が非常にわるいといわざるをえない。

それでもいいとおもっているのかどうか、本当のところはわからないけれど。

 

富山市街地は車移動ありきでつくられている。

だからなのか、イートインのない豆売り専門ロースタリーがおおい。もしくはテイクアウト専門店。たぶんこれはよそではあまりみられない特徴ではないだろうか。

豆売り専門であれば駐車場の数はすくなくてすむ。

京都や金沢は観光客も人口もおおいので、カフェがおおくコーヒー消費量がふえるのもわかる。

 

富山県のコーヒー消費量は全国でもおおいほうなので、もしかするとインスタントをのぞけば富山のひとたちはコーヒー豆を買って自分でいれることがおおいのかもしれない。

 

ネットには情報があるがすでに閉業してしまっているカフェもいくつかあった。

東京や名古屋であれば駐車場はいらないし、郊外のカフェは駐車用スペースのコストもたかがしれている。

必ず駐車場が必要になってしまう富山では、イートインタイプのカフェの経営は難しいのかもしれない。