日本が休日なので、ちょっとクアラルンプールを脱出してイポーへ。
イポーといわれてあぁあそこねと思いつくのは、地球の歩き方を見たことのある人だけでしょう。(あとマレーシアに住んでる人)
日本人の多分90%くらいの人が知らないイポーについて、ネットで調べると何人かのブロガーさんが記事を書いていらっしゃいますね。
なんでもイポーは昔スズがよく取れたことから、スズ屋敷なんてのが建っていたそうな。
イギリス植民地時代に移民でやってきた(連れてこられた?)漢民族が主に労働していたらしく、スズ産業の発展によって反映し、その終焉によって寂れていったとのことです。
いざクアラルンプールから行こうとすると、ちと面倒な場所にあるイポー。
私は電車で行くことにしました。
前日に窓口へ行って事前に切符は予約した方がいいかと聞くと、発車時間より早めにくれば取れるわよとのこと。
いがいとネットではマレーシア人は適当だの時間にルーズだの書かれていたけれど、今のところ信用できない人に会っていない。
ということで発車時刻前に切符を無事購入し、待合場所で待つこと30分。
大荷物を持った人も多く、きっとイポーに里帰りしたり、ペナンに旅行にいく人もいるんでしょう。
車窓の景色はほぼひたすら油やしの木が生えたジャングル。
遠くに見える山もジャングル。
本当に、ジャングルを切り裂いてむりやり鉄道を通したことがよくわかる。
2時間半過ごした車内は噂通り冷房で寒く、ホットのテタレ(ミルクティー?)を飲んでおりました。
そのあとは帰りの電車まで何しよっかな〜とおもいつつ、まずはチキンライスを食べに有名店まで歩く。
屋根があるだけで壁がないので、店の中をハエが飛び回っていました。
ご飯を食べたあとはひたすらうろうろ。
貧乏性なので、「せっかくきたんだから!」と一か所でじっとのんびりできない。
しばらくウロウロしているうちに、ショッピングセンターを発見。
暑いし涼んで行くかと入ってみたものの、いろいろ面白くてなかなかでられませんでした。
駅前には大きいビルがないとはいえ、人口60万人が暮らす都市だから、ショッピングセンターくらいありますよね。
日曜のショッピングモールを満喫したあとは、ホワイトコーヒー発祥のお店、南香へ。
ホワイトコーヒーとは漢字で「白珈琲」と書く。
中国語の白という字は本来「何も加えない」といういみらしく、白湯の白と同じ。
詳しくはこれから調べようと思うけれど、この南香の何代目かの主人が(初代?)豆の焙煎時にマーガリンを加えて(コクを出そうとしたのか?)提供し出したのが始まりだそうですね。
その後インスタントコーヒー版を売り始めてそれがヒット。今ではOld town coffeeとして全マレーシアの人に愛されているということらしい。
味は甘く、ミルクも入って、なんとなく油の味がするような気がしないでもない。というか、これ珈琲なのか?とも思わなくないが、マレーシアの人のコーヒーといえばこれだということです。
マレー人、華人、インド人、地元の人たちに混じって私含め観光客も入り混じって、蒸し暑い中コーヒーを飲んで、おやつを食べている。
クアラルンプールのような慌ただしさがない、のんびりした日曜の午後を堪能できました。
イポーは日本人にはあまり知られていないけれど中国人には有名な場所らしく、中国人観光客向けのお土産屋さんやレストラン、カフェ、バーなどがいっぱいありました。
私はマレー語も中国語も話せないので苦労しました。