ガイドブックのみならず、今はスマホで簡単に海外のおすすめレストランなどを検索できるので、海外での食事場所をみつけるのにこまることはありません。
有名な都市であれば地名とキーワード、たとえばクアラルンプール朝ごはんと入力すれば有象無象のブロガーがおすすめレストランや屋台、カフェなんかを画像つきで紹介してくれます。
店名や住所のみならず、ポイントの稼げるおすすめクレジットカードやWi-Fiの会社もついでにおしえてくれる親切ぶり。
他人のおすすめしてくれるレストランでご飯をたべて「あぁたしかにおいしかったね」なんて確認するだけの旅行をしているあなた。
ドーパミン出てますか?
そんなことではドーパミンはでませんよ。
ドーパミンは、思いもかけずに素晴らしいものに出会ったときにマックスに放出される快楽物質(だったはず)なので、事前に準備しておいしいものをたべてもあまり分泌されません。
せっかく海外にいったのなら知らない場所をあてもなくうろうろして、勘と度胸ではいった店でおいしい食事にであえるかどうかに賭けてみたい。
そんな井之頭五郎みたいなことをおもいつき、実際にクアラルンプールでの朝ごはん探しのときに実践してみました。
とはいえぜんぜん知らない街でなにひとつ調べずにであるくのも不安なので、いちおう飲食店のありそうな地区をしらべて最寄駅までいき、そこからうろうろすることにしました。
今回いったのはKLセントラル駅そばのなんかインド系とか中華系のお店がちらほらあるところ。ちなみにこの記事は以下こんなかんじのあいまいな情報しかありません。
こんなかんじの道をうろうろします。
お店でたべているひとたちを観察するのもおいしいレストランを探す際には重要です。観光客がおおい店は値段が高いわりにおいしくないことも。
このお店は、ムスリムの方がおおいので、地元のひとでにぎわうお店と予想。要チェック。
このお店は中国か韓国の観光客らしき4人組の女性がはいっていったので、きっとガイドブックとかネットにのっている有名店と予想。パス。
マレーシアではお客さんの人種や国籍がいり混じっているお店は観光客むけな気がするので、なるべく客層にかたよりのあるお店をさがしたいところ。知らんけど。
そんなかんじでウロウロしながらみつけたのがこのお店。
お寺の裏でやってる屋台のようなお店。右手の赤い壁はお寺の外壁です。
あるていどにぎわっていて、かつ中華系のひとがおおかったので、チェック項目はクリア。
チャーシューワンタンメンをたべましたが、美味でした。
しらない街のしらないお店でおいしいものに出会えたときの感動は、なにものにも変えがたいですよね。
てきとうにいったお店で場所もわからないし、お店の名前もチェックしていないのでなんの情報もありません。
興味があればぜひKLセントラル周辺のインド系や中華系のお店があるあたりをうろうろしてみてください。
僕がみつけた店より良い、隠れた名店がみつかるかもしれません。
とはいえしらない場所をうろうろするときに気をつけたいのは治安。
私の経験上、世界中どの国や都市でも、犬の散歩をしているひとがいる、もしくはベビーカーをおしているひとがいる場所は安全安心。
その次に安全なのが、観光客があるいている場所や通り。
ゴミがちらかっている場所はもちろん論外ですが、野良猫がいる場所も個人的に気をつけるようにしています。
どうかご安全に、旅を楽しんでください。