Find style in fashion

自己理解と自己発見のための服飾について

マレーシア9日目

自由に動けるのは今日が最後で、夜には絵画教室の予約をしてある。

自由に動ける日中をどう過ごそうか。

 

滞在7日目くらいに英語で検索した方がマレーシアの最新情報がいっぱい出てくることに気づいたのだが、なんでこんなに日本語でのマレーシアの情報は少ないんだろうか。

 

観光客はみんなシンガポールに行っちゃうんだろうか。

 

シンガポールとマレーシアの違いは、なんだろうか。

シンガポールは街並みが人工的なところだろうか。

公園でも街路でも、シンガポールは木の植え方や選定の仕方に人工的なところがある。

もちろん古い街並みも残ってはいるが、特に新しいところ、外国人がよく行くような場所は作り込んである。都市全体が「建築」されているといえる。

 

マレーシアはそういうところをあまり感じない。

国土の狭いシンガポールと違って全部管理しきれないというのもあるだろうが、鬱蒼としたジャングルをところどころ手入れしたり開発したりして暮らしているような見た目の街になっている。

 

クアラルンプールはビジネス都市だから、若い人たちは働くためにこぞってクアラルンプールに集まってくる。学生も多い。

 

台北にある文創のような建物を2か所訪れたが、そういう場所がこれからのマレーシアの文化を作り育てていく場所になっている。

 

イスラム美術館に再度訪れたが、7日目にウィラーペルセクチュアンモスクで一緒のツアーに参加したインド人夫婦に偶然再開。

昨日はマラッカに行ってきたが、とてもよかったとのこと。

 

クアラルンプールはどうやら見所が限られているようだ。

いろいろな人に「タイピンには行ったか?行ってない!?なんでだ!?」と言われるので、そんなにいい場所なら今度機会があれば行ってみたいと思う。

 

夜は絵画教室に参加。

お手本を見ながら先生の手順を追っていく。

初心者でもそれなりに描けるよう配慮されているが、なぜクアラルンプールの夜のイベントはどれも20時スタートなんだろうか。

映画館を改装して作られた書店

制作途中。先生に何度も「右側を明るく!右側を明るく!」と言われた

国立モスク

 

マレーシア8日目

昨日ブログを書き忘れたので、7日目が抜けてしまった。

テーマを決めずにやってみてもこれだから、テーマを絞ればますます難しくなるだろう。

けれど、「ブログを読まれることを意識しつつ書く」ことと、「評価を期待すること」を分けて考えられるようになったのは、収穫だった。

 

マレーシアではビジネスにおける投資について考えている。

 

何にいくら注ぎ込むかということを考えているのではない。

成長している市場で投資するのは難しい。

 

たとえ市場での成長率が上り調子でないとしても、例えばショッピングモールのテナントのようにすでにパッケージ化されている投資セットなどもあるだろうし、まだまだそういうショッピングセンターがない地域はいくらでもあるから、パッケージを売り続けることはできるだろう。

 

だからシャトレーゼがイポーのショッピングセンターに店を開けるのだろう。

これが路面店であればまた別の窓口があるかもしれない。

 

投資とは、金の問題だけではない。

お金の価値が高かった時はお金の問題だったが、みんな金余りになっているいまは、何に自分の時間と労力を注ぎ込むかがいっそう悩ましい問題だ。

 

マレーシアはもう日本を見ていないし、中東のプレゼンスは上がり続けている。

欧米の資本をひきつけつつ、宗教的には中東ともつながることのできる東南アジアには、いいものや悪いものがこれまで以上にどんどん入ってくるのではないだろうか。

 

 

マレーシア6日目

日本が休日なので、ちょっとクアラルンプールを脱出してイポーへ。

 

イポーといわれてあぁあそこねと思いつくのは、地球の歩き方を見たことのある人だけでしょう。(あとマレーシアに住んでる人)

 

日本人の多分90%くらいの人が知らないイポーについて、ネットで調べると何人かのブロガーさんが記事を書いていらっしゃいますね。

 

なんでもイポーは昔スズがよく取れたことから、スズ屋敷なんてのが建っていたそうな。

イギリス植民地時代に移民でやってきた(連れてこられた?)漢民族が主に労働していたらしく、スズ産業の発展によって反映し、その終焉によって寂れていったとのことです。

 

いざクアラルンプールから行こうとすると、ちと面倒な場所にあるイポー。

私は電車で行くことにしました。

前日に窓口へ行って事前に切符は予約した方がいいかと聞くと、発車時間より早めにくれば取れるわよとのこと。

いがいとネットではマレーシア人は適当だの時間にルーズだの書かれていたけれど、今のところ信用できない人に会っていない。

 

ということで発車時刻前に切符を無事購入し、待合場所で待つこと30分。

電車にのりこみますよぉ

大荷物を持った人も多く、きっとイポーに里帰りしたり、ペナンに旅行にいく人もいるんでしょう。

 

車窓の景色はほぼひたすら油やしの木が生えたジャングル。

遠くに見える山もジャングル。

本当に、ジャングルを切り裂いてむりやり鉄道を通したことがよくわかる。

 

2時間半過ごした車内は噂通り冷房で寒く、ホットのテタレ(ミルクティー?)を飲んでおりました。

綺麗で古い駅舎

そのあとは帰りの電車まで何しよっかな〜とおもいつつ、まずはチキンライスを食べに有名店まで歩く。

チキンとライスは別皿

屋根があるだけで壁がないので、店の中をハエが飛び回っていました。

シャキシャキのもやし

ご飯を食べたあとはひたすらうろうろ。

貧乏性なので、「せっかくきたんだから!」と一か所でじっとのんびりできない。

しばらくウロウロしているうちに、ショッピングセンターを発見。

暑いし涼んで行くかと入ってみたものの、いろいろ面白くてなかなかでられませんでした。

駅前には大きいビルがないとはいえ、人口60万人が暮らす都市だから、ショッピングセンターくらいありますよね。

 

山梨が産んだ世界のパティスリー

マレーシア人に日本人としてお手本を見せてあげました

マレーシア版のど自慢

商品名がマイケルジャクソン

マレーシアの人はこういうイベントが大好き

日曜のショッピングモールを満喫したあとは、ホワイトコーヒー発祥のお店、南香へ。

ホワイトコーヒーとは漢字で「白珈琲」と書く。

中国語の白という字は本来「何も加えない」といういみらしく、白湯の白と同じ。

詳しくはこれから調べようと思うけれど、この南香の何代目かの主人が(初代?)豆の焙煎時にマーガリンを加えて(コクを出そうとしたのか?)提供し出したのが始まりだそうですね。

その後インスタントコーヒー版を売り始めてそれがヒット。今ではOld town coffeeとして全マレーシアの人に愛されているということらしい。

 

おやつどきに行ったので盛況

元祖ホワイトコーヒー

味は甘く、ミルクも入って、なんとなく油の味がするような気がしないでもない。というか、これ珈琲なのか?とも思わなくないが、マレーシアの人のコーヒーといえばこれだということです。

マレー人、華人、インド人、地元の人たちに混じって私含め観光客も入り混じって、蒸し暑い中コーヒーを飲んで、おやつを食べている。

クアラルンプールのような慌ただしさがない、のんびりした日曜の午後を堪能できました。

 

イポーは日本人にはあまり知られていないけれど中国人には有名な場所らしく、中国人観光客向けのお土産屋さんやレストラン、カフェ、バーなどがいっぱいありました。

私はマレー語も中国語も話せないので苦労しました。

 

マレーシア5日目

日本は連休に突入したからだろうか、宿泊先のホテルでも日本人の観光客を見かけた。

 

せっかくなので動物園に行ってみようと思って朝から動物園に行ってみたが、非常に行きづらい。

そもそもが、車での移動を前提に街が設計されているので、グラブ以外の選択肢がそもそもない。

 

朝ごはんに先日も行った美味しい青空中華を食べたらそのままグラブで動物園へゴー。

 

行ったは良いけれど、まぁなんというか、動物も暑いからやる気がない。

アニマルショーを見て帰ってきたが、一番盛り上がっていたのはオウムのショーであった。

 

帰りのグラブで運転手さんに動物園どうだった?と聞かれたので、普通だねと答えたら、シンガポールの動物園の方がいいよね!と言われてしまった。

 

入場料から何から高い(特に外国人観光客は)。

だからなのか、日本人はあまり来ないと受付の人も言っていた。

現地に住んでる人なら良いけれど。

 

それにしても、マレーシアの人たちは「どこからきたの?」と聞いてくるのに「日本から来た」というと「ふーん」で会話が終わってしまう。

正解の返答がいまだにわかりません。

日本では見たことのない動物

うろうろしている大量の鳥

 

マレーシア4日目

そろそろ旅も折りかえし地点である。

 

ここ数日、都市部であろうKLセントラルやブキッビンタンをうろうろしてみたが、どうやら個人でやっているような自家焙煎コーヒーの店は見あたらない。

 

あるのは外資系のチェーン店くらいである。

 

自家焙煎コーヒークアラルンプールでググってみても、車で15分くらいいかないと店がない。

 

しかたないのでグラブで車をつかまえてとりあえずartizan roast coffeeなる店へいってみることに。

 

店内のかんじは日本でもみるようなおしゃれでガレージのようである。

 

コーヒーはロングブラックを頼んでみたけれど、もしかしたらドリップもあったかもしれない。

焙煎はお店ではなくKLセントラルあたりに工場というか作業場があるらしい。

 

焙煎はおそらく中深入りで酸味がある。

残念ながらブレンドは置いていなかった。

 

客層は若い感じだったし、クアラルンプールでもカフェなどで豆を買っていく人もいると言っていたが、インドネシアと違ってコーヒ豆は全て輸入でおそらく数量も多くは入ってこないのか、ほかの食品に対して値段が高くなってしまっているのはいなめない。

 

せっかく来たしなと思って周りをぶらぶらしていると、店先にコーヒー豆の焙煎機を置いたカフェを発見。ふらっと立ち寄ってみたが、ここもさっきの店と同じくエスプレッソなど主体に置いてある店だった。

台湾もそうだったが、ミルクや砂糖をがんがんに入れてあっつあつにして飲むのは豆の質の悪さを誤魔化すためである。そうしなければ日常的に飲める値段でコーヒーをだすことは難しい。

 

同じくロングブラックを頼んでみると、また中深いりで酸味がしっかりした感じ。

 

例えば東京のカフェが面白いのは、駅に近くて行きやすい場所にあるロースタリーカフェは新しくておしゃれで、浅煎りのコーヒーを出すところが多い。コーヒーを提供する側も客もトレンドに敏感なのだ。

いっぽう駅から遠くにあってちょっと歩いて行きづらい場所にあるカフェは30年以上やっている老舗がおおいが、こういう店はトレンドにあまり振り回されない。

通いつめてくれる常連と呼ばれる味の番人がいるため、コーヒーの味にしても店の雰囲気にしてもあまり変わらないことを求められる。

そういう店のコーヒーはたとえ昨今のトレンドをふまえて浅煎りだといってみたところでそれは昔から続く店の伝統的な味の範疇をでることはしない。

 

日本のコーヒーのトレンドはシングルオリジン、豆のポテンシャルをいかに引き出すか、まるでコーヒーではないような豊かな香りを引きだすかというところから先へ進んで、焙煎によってロースター個人の趣味や好みを出す段階になってきている。とおもう。

 

クアラルンプールのコーヒートレンドはどこへ向かうのだろうか。

地方で根付いたロースタリーカフェがトレンドをとらえて都市部で広がる段階をへて、外資系カフェと伝統的なカフェオレ文化の壁を乗りこえていくのか。

それとも駐在員向けの個人店が各住宅街を中心に増えていくのか。

その行方は、まだよくわからない。

 

そういえば日本のコーヒー豆焙煎技術はその多くが徒弟制でカフェの数は多くともその系統はあまり多くないのだが、クアラルンプールではどうなんだろうか。

高そうな焙煎機である。店内はシンプルなデザインだった。

住宅街の中にあるカフェ

 

 

 

 

 

 

マレーシア3日目

そろそろマレーシアに慣れてきたので、アレをやってみました。

 

いやー緊張した。

 

最初は誰でも初心者!と自分に言い聞かせながらも、うまくできなかったらどうしようとかね。

 

小心者だから最初は声かけやすそうな人から選んでとかね。

 

でもまぁいざやってみるとみんな喜んでくれるし(ちょっとびっくりさせちゃう時もある)

 

おすすめです。現地語で「ありがとう」って言ってみるの。

 

トゥレマッ カシー。

 

英語の時とはちょっと相手の態度が変わるというか、よそいきじゃなくなるというか。

マレーシアでは英語はあくまでもよそいきの言葉というか、ちゃんとした服というか、そういう感じなのかもしれない。

 

母語(母国語ではない)と公用語それぞれ違うのは、人との距離感に対して使いわけられて便利なのかもしれない。

他人と適切な距離感を作り出すというか。

分断するのではなく。

 

マレーシア2日目

ガイドブックのみならず、今はスマホで簡単に海外のおすすめレストランなどを検索できるので、海外での食事場所をみつけるのにこまることはありません。

 

有名な都市であれば地名とキーワード、たとえばクアラルンプール朝ごはんと入力すれば有象無象のブロガーがおすすめレストランや屋台、カフェなんかを画像つきで紹介してくれます。

 

店名や住所のみならず、ポイントの稼げるおすすめクレジットカードやWi-Fiの会社もついでにおしえてくれる親切ぶり。

 

他人のおすすめしてくれるレストランでご飯をたべて「あぁたしかにおいしかったね」なんて確認するだけの旅行をしているあなた。

 

ドーパミン出てますか?

 

そんなことではドーパミンはでませんよ。

 

ドーパミンは、思いもかけずに素晴らしいものに出会ったときにマックスに放出される快楽物質(だったはず)なので、事前に準備しておいしいものをたべてもあまり分泌されません。

 

せっかく海外にいったのなら知らない場所をあてもなくうろうろして、勘と度胸ではいった店でおいしい食事にであえるかどうかに賭けてみたい。

 

そんな井之頭五郎みたいなことをおもいつき、実際にクアラルンプールでの朝ごはん探しのときに実践してみました。

 

とはいえぜんぜん知らない街でなにひとつ調べずにであるくのも不安なので、いちおう飲食店のありそうな地区をしらべて最寄駅までいき、そこからうろうろすることにしました。

 

今回いったのはKLセントラル駅そばのなんかインド系とか中華系のお店がちらほらあるところ。ちなみにこの記事は以下こんなかんじのあいまいな情報しかありません。

 

ワクワクをかき立てる路地裏

こんなかんじの道をうろうろします。

 

お店でたべているひとたちを観察するのもおいしいレストランを探す際には重要です。観光客がおおい店は値段が高いわりにおいしくないことも。

お客さんはおおいが

このお店は、ムスリムの方がおおいので、地元のひとでにぎわうお店と予想。要チェック。

人気店だと思う

このお店は中国か韓国の観光客らしき4人組の女性がはいっていったので、きっとガイドブックとかネットにのっている有名店と予想。パス。

 

マレーシアではお客さんの人種や国籍がいり混じっているお店は観光客むけな気がするので、なるべく客層にかたよりのあるお店をさがしたいところ。知らんけど。

 

そんなかんじでウロウロしながらみつけたのがこのお店。

青空中華レストラン

お寺の裏でやってる屋台のようなお店。右手の赤い壁はお寺の外壁です。

あるていどにぎわっていて、かつ中華系のひとがおおかったので、チェック項目はクリア。

ちゃーしゅーわんたんめん

チャーシューワンタンメンをたべましたが、美味でした。

しらない街のしらないお店でおいしいものに出会えたときの感動は、なにものにも変えがたいですよね。

 

ようするに海外で孤独のグルメごっこしてるだけなんですけど。

 

てきとうにいったお店で場所もわからないし、お店の名前もチェックしていないのでなんの情報もありません。

興味があればぜひKLセントラル周辺のインド系や中華系のお店があるあたりをうろうろしてみてください。

僕がみつけた店より良い、隠れた名店がみつかるかもしれません。

 

とはいえしらない場所をうろうろするときに気をつけたいのは治安。

私の経験上、世界中どの国や都市でも、犬の散歩をしているひとがいる、もしくはベビーカーをおしているひとがいる場所は安全安心。

その次に安全なのが、観光客があるいている場所や通り。

ゴミがちらかっている場所はもちろん論外ですが、野良猫がいる場所も個人的に気をつけるようにしています。

 

どうかご安全に、旅を楽しんでください。